「信用しすぎないほうがいいよ」
基本スタートラインを『最悪の場合』に設定してる俺から見て彼女は楽観的に見えたからだ。
最初から人を信用できなくて疑ってかかるなんて寂しい人間だ、という意味らしい。
彼女の家庭は両親と姉がいて、犬を飼っている。
みんな仲がよくて、実家(地元)から離れたことが無く、程よい田舎で学校の友達も不良なんていなかったそうだ。
そのなかで自分から見たら「純真」という言葉がぴったりな人間に育った。
“汚い人間”が世の中にいるというのは知っていても、テレビの中でしか見たことが無く、実感がない。
だが、そこはいい。
別に俺は「すべてを疑え!」と言ってるわけじゃない。
信用と同じ量だけ疑いも持てと言いたいだけだ。
信用しながら疑うという玉虫色なことは心では日常茶飯事でやってるのに
なぜ言語化すると拒否反応がでるんだろうな。
デフォルトポジティブか、デフォルトネガティブかの違いだ。 それは、思想でありかつ生きるためのロジックの一つでもある。 増田はデフォルトネガティブという生き方を今までに構築...