2013-06-26

昼飯時にローストチキンパシリに行った懐かしい日々

皮はパリッと、ハーブ香りと塩のうまみがよく出たローストチキンワゴン弁当

会社を辞める決意をした後、よく後輩社員の昼飯を買い出しに行っていた。

後輩に行かせるのではない。わたしが昼飯を買いに行くのだ。

パシリである

よく買いに行ったのは千駄ヶ谷ワゴン車で売りに来るローストチキンだった。

皮はパリッと焼かれていて、イタリアンシーズニングの風味のついたローストチキン

あれはなかなかおいしかった。

昼食をとれない後輩

後輩は昼食をとれなかった。

昼時になって席を立とうとすると、ボスが引き止めるのだ。

から質問メールが来ているが、あれの経緯を説明しろとか、バッチ処理が終わっていないか最後まで経過を見守れとか、

一つ指示を実行しているとリアルタイムで目の前のタスクが詰み上がっていって、いつまで経ってもその場を離れられなくなる。

ご飯も食べられないなんて…

昼食さえもとれないなんて、人権侵害ではないか

仕事が終わったら食事に行ってよい。これは建前だ。

こなしてもこなしても次から次へとやることが増えていく炎上現場ではそうはいかないだろう。

ご飯も食べられないなんて…

わたしはそう思ったとき会社を辞めようと決意した。

そして辞めるまでの間、後輩の昼飯のパシリを努めて続けることにした。

これから逃げ出す自分には、こんなことくらいしかできないから。

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