2013-05-18

素朴なアイデア害悪

よく誤解されるのだけど、素朴な概念同士を組み合わせていくと矛盾を避けることができなくなるのはむしろ当たり前のことだ。

素朴な概念は、複雑な現実世界(巨大情報量)をアバウトな方法(情報量小)で分類などを行うものなので、ある一面からみると合理的になっているようにみえても大抵恣意的なルールが潜んでいる。

から別な切り口の素朴な概念を組み合わせようとするとほぼ必ず矛盾がでてくるのだけど、文部省教育要綱が悪いのか、素朴な概念例外処理も少なくて良い等と思う輩が多くて閉口する。

現実の問題を整合性をもって「正しく処理」するための適切な方法は、基本的にそれなりに大きな複雑性のある概念(情報量中大)で切り分けていってそれなりに多い手順の運用で回すしかないってことを、いい加減みんな理解してくれないものか。

もちろんリソースは有限なので、本来「正しく処理」できることというのはひとつ組織の中でも非常に限られてくる、というところまで理解されている必要がある。

そうして初めて「それなりの正しさ」で妥協するということの価値を理解してもらえるわけで・・・、業務システム開発者の苦悩は深い。

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