書評以前の感想文だというのを大目に見てもAがつまらんのは「リバタニアリズムは理論としては正しいが、現実への適用に問題があるし感情的な反感を招く」というのを5倍ぐらいに薄めてるだけだから。
別に独自性のある視点じゃないし、自分がそう思ったってだけで論拠が見えない。
とりあえず短い比喩を何個も持ってきたところで分かりやすくも面白くもならないから一つに絞れ。
一応本を読んだ上でのモノを書いてるんだから「最初はなるほどと思ったがこの部分で違和感を持った」とか「この記述を現実に当てはめると実際はこうなるだろうからおかしい」とか書くことはいくらでもあるのに、限られた紙幅で同じようなことを繰り返す。
『高学歴社会的な「知性や知識を消費させる」態度』という褒め方にはちょっと興味を引かれたが、これだけだと具体的にどういうことだかよく分からん。ここに字数の8割ぐらい使ってたら「面白い感想文」にはなったかもね。