2013-03-27

今の金融危機をたとえ話で説明してみる。

A君はお金持ちで、1000万円の土地資産を持っています

B君は普通の人なので、10万円の土地資産しか持っていません。

そこでC君が、B君に、10万円の土地資産を担保に、100万円貸してあげると言いました。

B君は快く承諾し、100万円を借りました。

B君が100万円持っているのを見たD君はさらにB君に提案しました。

100万円を担保に、1000万円貸してあげるよ。

B君はせっかくなので、1000万円をかりました。

B君は1000万円の現金をもっているけど、使い道がありません。

そこで、A君に、A君なら信用できるから1000万円貸してあげるよと提案します。

A君は、そんなに貸して貰えるならと、1000万円を借りました。

A君が、1000万円の資産現金を持っているのを見て、

E君が羨ましくなって、こう持ちかけました。

「そんなにお金を持っているなら、みんなのためなることに使おうよ」

B君・C君・D君も同調して、「そうしよう」と言います

A君はみんながそういうならと、1000万円の現金を使って、

不公平にならないよう、みんなの遊び場を作ったり、

生活必要ものを揃えたり、みんなのためになることをしました。

ところが、1000万円を使い終わった後に、D君が言いました。

「ところで、貸した1000万円は返せるのかい?返せないなら君の持っている土地資産をもらうよ」

B君には、土地資産10万円分しかないので、返すことはできません。

そこでB君は言いました。「僕は借りた1000万円は返せないから、A君に貸した分から返してもらってよ」

D君は、A君に言いました。

「B君に貸した1000万円がかえせない分は、君から取り立てさせてもらうよ」

A君は驚きました。「そんなことは聞いてないよ!みんなのために使ったのに。どうして今さら!」

E君も驚きました。なぜなら、E君はいつもA君のお世話になっているからです。

「そんなA君の資産が全部取られたら、僕も生活できなくなるじゃないか!」

みんなためを思ってお金を使ったA君はにっちもさっちも行かなくなってしまいました。

これからA君はどうすればいいのでしょうか?

------------------------------------------------------------

A君=国家、B君=資本家、C君=銀行、D君=証券、E君=市民オマージュです。

D君は、元は10万円担保にレバレッジを掛けて貸すことで、1000万円の資産を手にすることが出来ました。

D君は手に入れた資産をどうするのでしょうか?

資産を担保に、また新たなA君を探すことでしょう・・・

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん