2012-10-14

女ひとりであいりん地区を歩いた思い出

仮面浪人して大阪中心部の予備校に通ってた時のこと

大学用の定期と乗り越し料金で通ってたある日、財布を忘れたことに気づいた

家に取りに戻るには電車で一時間以上かかるし、仮面浪人だったので友達も作っていなかった。

目的なんばまでは二駅、歩けそうな距離だったので授業に間に合いたい気持ちから歩くことにした

大阪から電車で一時間以上かかる遠方に住んでて、まだ今ほどあいりん地区が全国に知れ渡ってなかった頃だったか

そこがあいりん地区と呼ばれる治安の悪い地域だなんて知らなかったんだ

和製スラムみたいだった

ホームレスまがいの歯のないおじさんとおじいさんとおばさんしかいなかった

酒瓶の横で道路に寝てる人もたくさんいた

やばい空気が張り詰めてたけど、授業料無駄にしたくないケチ心で突っ切った

幸運にも、何度か声をかけられた以外は珍しそうに見られるだけで済んだ

朝で明るく夜型のあいりん地区がまだ起きてなかったのもあるのかも

あるいは、小娘ひとりでああいうところを歩いて無事でいられる日本治安の良さがすごいのかも

見慣れたなんばの街並みが見えてきた時、安心しすぎて泣きそうになったのを今でもくっきり覚えている

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