聞くといっても、SNS越しにその活躍具合が耳に入ってくる程度の話だ。
どいつもこいつもやっぱり学生時代からとても優秀だった人たちばかりだがそんな話を聞いているとなんだか自分が無性に惨めに思えてくる。彼らが自分のやりたい道を突き進み、やりたいことをやっているのに対し、自分はくだらない仕事を上司のゴキゲンを伺いながら誰のためともなくやり日々を浪費している。そんな日々を過ごしていると、ふと気がついた時に無性に鬱になる。
自己顕示欲が強いのかねぇ。
無論、彼らは今の立場につくのにこれまで努力してきただろうし、自分が何もしてこなかったところで積み重ねてきたものがあるからこその今の状況なのだろう。
だが、頭でわかっていても感情ではなかなか納得することは難しい。
だからといって、何か目標やなりたい自分があるわけではないから余計に、自分ってたちが悪いなぁと思う。
20ちょっとの若造が「なりたい自分」なんてとてつもなく幼い悩みではあるし、具体的に考えるにはまだまだ人生経験が足りない、浅いのかなぁとも思う。
今の職場も自分の希望する職種や業界を選んだのではなく、ニート生活から脱するために縋り付いた職場だと思うと上述の旧友達とは天と地ほどの差がある。
しかし、ニート生活の怖さも知っているだけに転職にもかなりの躊躇いがある。
結局な話、他人の生活を羨むばかりで、自分ではなんの努力もできないし、今の状況を破るための一歩も踏み出せないのだ。
そんな思いを抱えてこれからも生きていくと思うとなかなか気が重くどこかで潰れるんじゃないかとも思う。
いつか吹っ切れるのかな。それともいつか耐え切れなくなって潰れてしまうのかな。