真夜中しつこくチリンチリンを鳴らしてくる外国人がいたので、A君は相手に聞こえるようにしたうちしました。
Aさんからすれば歩道を自転車が走るのは認められてないので理がある。
と見るでしょう。
さらに言えば、外国人は酒に酔っていたので飲酒運転だし、そもそもこの国の住人ではないのに自国民に大きな声を出す権利はないのではないか、とAさんは思う。
逆にAさんも道の真ん中を注意せず歩いていたし、彼のしたうちがなければ今頃お互いベッドですやすやしているのだ、と外国人は思う。
この話からわかることは自分の正しさを主張しようと思えばいくらでも出来るということだ。
殺人犯ですらその場の状況で正当防衛、殺意の有無で傷害致死、育ち具合で精神喪失、といくらでも正当化できる。