賛美の声がマスコミから聞こえてきて、彼を批判する声はネットでしか聞こえない。
ネットが広がる以前は、マスコミのこの手のお手盛り記事ばかりを読んでいたのかと、
唖然とする。
日本のマスコミは、政治家にはとことん厳しいくせに、スポンサーにはめっぽう甘い。
そして、マスコミのもう一つの金づるである芸能人とそのトラブル解決組織についても、
とっても甘い。
ジャーナリズムが日本でなかなか育たないのも、この自己浄化能力の欠如にある。
ためしに、紳助が起こした2004年の女性マネージャー暴行事件の判決文を、ネットで探してみればいい。
こういう記事しかトップに来ない。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1069694145
これほど有名人の起こした事件の判決文なら、通常はマスコミが報道し、
判決文は原則公開であり、著作権はなく、転載が可能なのに、ネットのどこにもないのはどういうわけだろう?
答えは一つ。
……ということを誰かが気づいて指摘することができるのは、ネットだけ。
本当にいい時代だ。