子供の頃から肌というか皮膚が荒れている。ガサガサというかブツブツ。
別に命にかかわるわけでもないし他人に伝染するわけでもない。
単にあまり見た目がよろしくないというだけで、病気ですらない。体質の問題らしい。
特に腕と足が顕著で見るからに汚い。顔の部分も目立たないけれど触れてみるとなんとなくわかる。
それがすごく嫌で仕方なくて、学生の頃に皮膚科を訪れたりもしたけど体質の問題だということで解決しなかった。
そこで医師が言った台詞が「大人になったら直りますよ」だった。
さて、もう二十歳を既に過ぎて数年経ったが治る気配がない。
今考えるとあの「大人になったら」っていうのは「セックスをしてホルモンバランスに変化が起きたら」って意味だったんじゃなかろうか。
大人、うん、大人になったら、かぁ…。