曲に共感するっていうことが、中2も大学生も過ぎた20代後半から、わかるようになってきた。
「この歌詞に感動しちゃいました」
なんて若い子がわかったかのように言ってたけど、
アレは本当にわかってたんだな。
過去に体験したこととの重ね合わせ。
そう考えると、自分はそんなに多くを経験してこなかったのかな。
中二的突発衝動というイメージに代表されてたくるりも、学生までは、そんな感覚がなかった。
高校の頃に初めて聴いた「ばらの花」
この時は、そんなに共感しなかったというか、別にそれを聴いて好きにもならず。
それから急に傾倒するようになった。
といっても、耳障りがいいだけというか、歌詞はさっぱりわからなかった。
前に進む意思はあるのに雨が邪魔するし、
さよならをするには忘れないといけないし、
自分にはまるぴったりの鍵を探さないといけないけど、ここにしかないし、
地上に一度出たら戻れないし。
これから生きていけば、いつかまた、彼が思ったことを思うのかな。
それとも、たまたま割と長く寄り添っていたけど、
緩やかに離れていっているのかも。
まあ、理由は無くても惹かれるべくして惹かれたのだな。