戦後からの復興は、所詮『本当の危機からは護られてきた中で』『強権者によって都合のいいルールの元で』行われてきた、いい加減な復興だった。
一つは、原発事故という国難においてなお世界の知恵と本当の意味で対等に渡り合う技能を『国として』発揮出来ないことが証明している。
そしてもう一つは、権威を持つ者達が自分達の狭い利権の中でしか通用しない理屈を振りかざし、誰かが死んでみせるまで事を悪化させ続けることで証明してみせた。
この国は、国を超え国際的に責任を担わなければいけない緊急の問題には対処できない、ということを、広く世界に喧伝してしまった。
日本は再び敗北したのだ。再び、アジアの小さな島国に逆戻りしてしまった。
金融という明快な利害関係でのみ動く世界においては、その限りではないが、おそらくそれも「おさいふ」以上の志を共有することは出来ない。
国作りからやりなおさねばならない。
そのために必要なことは何なんだろう。
増田に書いても何も解決しない。
どうしたらいいんだろう。
国外脱出する。 勿論難しいが、日本を変えるよりは何万倍もたやすい筈だ。