2024-01-02

新年早々友人と喧嘩した

正月は毎年帰省している。

そして毎年、元旦は友人三人と飲みに行っているんだけど、今年はいつもと少し違っていた。

駅前にある居酒屋に入り、四人席に座ってまずはメニューに目を通しているとお通しが運ばれてきた。

お通し切り干し大根煮物。すると友人の一人であるSが「あっ、お通しはいらないんで」とお通し拒否した。

俺を含め、他の友人たちもSの言動にギョッとした。

店員さんは動揺し、しどろもどろになっていたので多分バイトだろう。

それでもSは一切引くつもりはなく、お通し拒否できる権利があるとか法律的には払う義務はないとかそんな旨のことを早口で捲し立てていた。

店員さんは今にも泣きそうになっているので可哀そうになり、俺たちはSを咎め別にお通しぐらいいいだろと説得した。

しかしSは折れず、結局Sだけお通しなしとなった。

店員さんが去っていった後、どうしてあんなことを言ったのか?問いただすとSは淡々理由を話した。

だって食べたくもないもの勝手に出されて金を取られるとか理不尽だろ?

Sの意見に頷く者は居なかった。

Sのそうした意見も分からないわけでもないけど、でもお通しなんてそんなものだ。

別にそれほど高価であるわけでもないし、そんな細かいこといちいち気にするなよ。

俺たちもう30過ぎだぞ?なら、分かるだろ?

俺たちの言葉を聞いてもSは納得した様子を見せず、大人からこそ理不尽を許すなよ!と言ってテーブルを叩いた。

途端、空気が冷えた。

気まずい沈黙が流れ、俺たちは顔を見合わせ、ぎこちなくSに謝った。

それからは何事もなかったように飲み会を再開しようとしたがどこがぎこちなく、話もちぐはぐな感じだった。

ぐつぐつという鍋の音が響いて聞こえたほどだった。

結局飲み会は早めに締めとなって、友人たちと別れた。

Sとは大学からの友人で、当時から特別ケチというわけでもなかった。

何が彼を変えてしまったのかは分からない。

それでもとても寂しく感じられたのは事実だった。

帰り道、冬の夜風は一層冷たかった。

  • ともやめ~♪

  • どうせお通し文化を駆逐したところで、テーブルチャージ取られるだけだから四の五の言わないけど、気持ちはわからんでもない。 「もう30なんだから」みたいな漠然とした世間の空気...

    • いやわかるで ただそれ以前に元増田の文章が創作くさくて乗れない

  • 頑固老人特有の頑なさ・恥感覚のなさって早い人はアラサーから始まると思うわ 自分も30手前でそういう性質出てきたのを自覚してるから気を付けてる

  • 気が弱いから何も言えないけど言えるなら俺もこんなふうに要らないっていいたい お通しで金とるとこってわりと高い店だからお通しだけで600円とか取られるもんな 勝手に売りつけるよ...

  • 多分次回からはお通し拒否を場の気まずさからやめるだろうけど なお続けてたらすげーなと逆に思う

  • 面白がる場面なのに正論で返すはてな村民仕草がさぶい

  • むせかえるほどの創作臭🤢

  • 別にそのくらいいいんじゃね

  • 30過ぎだから我慢したくないことはしたくなくなったんじゃね そういう人もいるよねって感じ 一緒にいる時にされたら恥ずかしいけど店選べばいいだけだわ

    • 三十過ぎでそうなるのは早くね?とおもったが、 …ネット弁慶に見本だらけで😅

  • 高級料亭ならそういう文化も込みで入るの納得できるけど駅前の居酒屋程度なら勝手に600円預かり知らぬ食べ物に消えていくの嫌 将来を見据えて貯金する人ほどそうやろ

  • 思ったより共感が集められなくてトラバ必死なのかわええな😆

  • 30過ぎ(39歳)

  • 駅前の居酒屋って漁民とか?

  • 白木屋の何百番煎じ狙うつもりなん

  • 若年性認知症 バセドウ病 このタイプの病気は、人格を変貌させてしまう。 あまりに言動がおかしくなっていたら、病気を疑ってみることも大事。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん