2022-07-21

[]静岡伊東市ミニキャンプスタート 相田監督ゲキ「この期間で強く勝ち取るために…」

オレオレFC20日静岡県伊東市で7日間のミニキャンプスタートさせた。昨日の大雨から一転、酷暑となったこの日は全員が集結。負傷者を除いた選手はロングダッシュを含め、2タッチ以内の制限がある5対5のパス回し練習ミニゲームなど約2時間半のトレーニングを行った。相田満監督イレブンに「チームとして強く、勝ち取るために練習して欲しい」と厳命。チームはリーグ戦7試合勝利と苦しむが、厳しいキャンプを大汗をかいて乗り越え、巻き返していく。

写真ダッシュで調整するMF山本FW吉田。右端は厳しい表情で選手を見守る相田満監督

 酷暑かつ無人でがらんとした伊東市内のグラウンドに、ロイブル軍団が続々と姿を現した。負傷者を除く主力が姿を見せ、アップを終えると、約1時間、ひたすらピッチダッシュ。水分補給などの休憩を挟み、今度は約1時間半、パス回しを含むボールトレーニングで汗を流した。

 現状打開を目指し、相田監督練習前、選手コーチングスタッフ中津真吾社長を集め「この期間は強くなるための期間。単純に個々のレベルアップだけでやってはいけない。チームとして、現状を打開し、更にそこから勝ち取るために、個人個人が何が出来るのか。そこを考えて、意識を高く持って練習して欲しい」と求めた。

 川崎を破るなど、リーグ戦10試合負けなしで最高4位まで浮上したが、6月18日清水戦に負けて以降、7試合勝利。5試合連続複数失点を喫するなど、攻守に噛み合わない状態が続く。暫定10位で中断期間に入ったが、相田監督は18日に最下位と低迷しながら、3連勝などで降格圏脱出した神戸を引き合いに出し、「(17位)清水も(16位)G大阪も(最下位の)磐田もこのまま終わるとは思っていません。神戸がそうであるように、1つのきっかけで状況は変わる。のほほんとしていたら、降格圏はすぐそこ。正直、危機感の方が強い」と、話していた。

 指揮官はこの日の練習後、オンライン取材に応じ「動きは良かった」としながらも「このキャンプはただのキャンプではない。体力、戦術システムを含めてもう一度、作り直すつもりです。30日のリーグ戦再開までにどこまで強くなっているのか、それが出来ていなかったら、このキャンプは失敗。強い覚悟でやらないといけない」と話した。

 選手達も監督言葉理解している。MF山本主将練習後、オンライン取材に応じ「現状、勝ててないですし、このキャンプダメだったら、チームもダメになる。だからこそ、このキャンプ、残り試合にかける思いは皆強いし、チーム一丸で乗り越えれば、強くなるし、そうならないといけない」と強調した。

 報道陣への公開練習今日まで。中津社長は今後、新型コロナウイルス感染予防対策をしつつ、27日まで完全非公開で練習を行うと明言した。28日のオフを挟んで、29日から再びオレフィールドで非公開練習して、リーグ戦が再開する30日の浦和レッズ戦(オレスタ)から仕切り直す。チーム一丸で厳しいキャンプを乗り越え、強くなる。

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