「かきくけこ」、と打つのにローマ字入力だと kakikukeko と10タッチ必要だけど、カナ入力だと5タッチで済む。
そう考えるとカナ入力はローマ字の倍のスピードで入力できそうな気がするでしょう? でも意外とそうではないんです。
たとえば、ローマ字入力で子音入力の要らない「あいうえお」はカナ入力でも同じ1タッチ。
また、ローマ字では子音で表現できる濁点「゛」や半濁点「゜」も1タッチ必要。
それに、拗音(ゃゅょ系)や促音(っ)、句読点「、」「。」はシフトキーの同時押しが必要。
日本語はこれらをふんだんに組み合わせてセンテンスを作るので、差が埋まっていくんです。
極端な例ですが、「情弱」という単語でタッチ数を数えてみましょう。
カナ入力 = し ゛ shift よ う し ゛ shift や く = 10タッチ
どうです? なんと、かな入力のほうが3タッチも多いですね。ローマ字より40%以上多くタイプしています。
実際の文章でカウントしてみましょう。増田の投稿画面にある以下の注意書き。
はてなは、匿名性を活かした自由な表現が可能となる場として、はてな匿名ダイアリーをご利用いただきたいと考えております。普段お使いいただいているアカウントで書くものから離れた文章や、いつもとは違う筆致の文章などの投稿、匿名ならではの問題提起など、匿名性を楽しめるような形でご利用ください。
結果は、
でした(なるべくタッチ数が少なくなるようにカウントしています)。
ローマ字入力100タッチに対してカナは約69タッチしています。3割程度しか節約できていません。
カナのほうがキーの分布が広いことも考え合わせると、カナのアドバンテージはさらに縮まりますね。
かな入力だと数値のところまで入力に使うから、キーが遠いせいで指の移動範囲が広くて不利そうみたいなのは思ったことある
近年はテンキーレスの省スペースキーボードも人気ですから、その場合は手の移動という手間ではなくIMEの切り替えという手間が生じることになりますね。
ワイの言う数値のところはテンキーじゃなくってキーボード一番上の段のところだった ローマ字入力で日本語だとそこ使わないやん
あーーーー失礼しました そうですそうです。おっしゃる通り上にも遠いし、右側にも遠いんですよカナは…