2022-06-21

学級裁判の思い出

https://news.yahoo.co.jp/articles/9405d0c154f1679b57df7a25eebad1cefcc5508f

この記事を見て思い出したんだ。小6のとき帰りの会クラス発言力ある男子が【今日のよくなかったこと】コーナーで、給食ときに小競り合いになった私の態度を挙げ、クラスの全員の前での謝罪要求したことを。

話を聞いた女の担任先生は、冷たい声で「私さん立ちなさい」と命じた。学級裁判開廷だ。仕方なく立ち上がった私の態度はとても不貞腐れたものだったろう。担任は苛立ちを隠さずこう言った。

「俺くんに謝りなさい」

私は、どうして謝る必要があるのか? そうだとしてもどうしてみんなの前で謝らなければいけないのか? 大変に不服だった。

腹が立って何もせず立っていたら、そのうちに放課後チャイムが鳴った。他のクラスの子たちが下校していく声が聞こえる。

クラスの子たちも限界を迎え、男子を中心に「早く謝れよ」という声が出始めた。私も限界だった。早くこの場から立ち去りたい。この場を収めるには私が折れなくてはいけない。謝る理由も納得できていないけど、そうしなくっちゃいけないんだ。

から私は、それこそジャンポケの斉藤ネタそっくりに「すいませんでした」と言った。11歳のときの私は今より大人だったかもしれない。

だが、謝罪要求してきた男子からは「そんな態度じゃ謝ったうちに入らないからしっかりと自分に向かって頭を下げろ」と言い出した。調子に乗るんじゃねえ。私は「もう謝りましたけど?!」と反論。これには外野も騒ぎ出し、法廷カオスだった。

そのとき担任は、行き過ぎとも思える要求を「そうですね。私さんは俺くんにちゃんと頭を下げなさい」と肯定した。命じてきた。ビックリした。

私は当然納得いかず頑なに拒否。結局学級裁判は結審せず、翌日にまで持ち越された。ちなみにこのあとの記憶はない。小6の頃の学校生活なんて日々こんな感じだったから、記憶からなくなってむしろ良かった。

ただ、小学校卒業式直後の謝恩会でその担任に「先生は私のこと嫌いだったんですか?」と聞いたときのことは覚えてる。「そうですね、嫌いでしたよ」と微笑まれたことも。20数年も前に廃業した、自宅近くのボーリング場でのことだった。学級裁判もあのボーリング場も、生涯忘れない。

あの担任については、申し訳ないが苦しんで死んでくれてたらいいなと思っている。

こういう教員、意外といたよね。

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