蜘蛛ですが、なにか？のなろう版を読んだ

あぁ、これダメな奴だ

いわゆる「not for me」だ

これをありがたがる人がいるのもわかるし

人型になってつまらなくなったという人の気持ちもわかる

アニメから原作読む人は現時点での最終話近辺を読んでみて判断するのが良い

異世界転生ものをハズシテ、蜘蛛ものにして書いて耳目を集め

能天気な主人公のサバイバルを面白おかしく楽しむ話として固定客を作っておきながら

中盤から、「システム」だの「救済」だの言いだして

魔王だ勇者だを今では陳腐なメタロールとして表現

時間軸のずれとか、「おまえだったのか」とかのためだけに書いてたんだろうなぁっていう「ための」物語

んじゃ、システムとは？とか、女神って？魔王は？禁忌で何がわかったの？何にイラついてんの？みたいなのは全部伏せカード

伏せカードだから読者には何が何やらさっぱり

（ちなみにこういうの考察するの、ありがたがる人らがいるのは知ってる）

その上で、作者に全能にされた主人公が、同じく作者に無能にされた奴にイラつくという、超絶イラつく表現がされる

これ、読者は判断材料がないから、単に理不尽なんだよ

ただただ主人公がイキってるだけなの

よくあるなろうって言えばそうなんだけどね

アニメ、どこまでやるつもりなんだろうか

禁忌カンストで「世界の真実に触れる（読者は置いてけぼり）」あたりまでかね

これは蜘蛛の魔物になってしまった主人公が、なんやかんやサバイバルして生きていく物語である。

これは間違いなく説明詐欺

これは蜘蛛の魔物になってしまった主人公が、システムに翻弄されながらも世界の真実に触れ、世界を壊すお話

あたりだろ

2021-03-13