2021-01-09

ボクシング漫画の減量描写は嘘が多すぎる

特に酷いのは「水」だ。

減らし始めるのはせいぜい最後の一週間。

いきなり水を減らすと代謝が落ちて結果的に減量の足かせになる。

本格的にキツく絞るのも最後の2日が限度。

そもそも人間の体は水分を取らないとまともに機能しない。

まり水抜きで無理をすると体力が落ちる・練習もできない・頭も回らないかビデオ対策すら出来なくなると無駄ばかりが多い。

階級を無理やり下げて試合を組む場合であっても、減らすのはやはり脂肪筋肉であって無理に水分を絞ってどうにかしようなんて考えることはない。

更にどうしようもないことに、そもそもボクシング漫画では「減量飯」という概念が抜けているものが多い。

ボクサー体重調整はすべて水で行っている」とでも思い込んでいるのだろうか?

体重スポーツにおける体重の調整は、「計量時の理想的筋肉脂肪量を考えてちょうどピッタリそこに滑り込むようにする」ことを目指している。

早めに体重を落としきってしまうとその分トレーニング時のスタミナが減少する(そもそもまりにも減量が楽なら狙う階級そもそも違うので)。

そのため体重調整中はそれを考えた食事を取る。

もちろんスポーツ選手やトレーナー栄養学についても齧ってるので、アホな糖質制限信者のように脂肪炭水化物を完全に悪者として排除するようなことはしない。

良い関係を気付けるように程よく摂取することをひたすら目指していく。

また体内の水分を「無理せずに」減らすために塩分を控えることなども重要となるが、世格闘技漫画にはそういったまともな「水分の減らし方」をしている描写が全くと言っていいレベル存在していない。

はっきり言っちゃうか。

お前ら、本当に取材を一度でもやって書いてるのか?

  • 虚構漫画はゴルゴ 現実は湯川と後藤

  • 最近、ボクシング漫画が連載されてるの見たことないな

  • まあフィクションだし。 少女マンガで薔薇が周りに飛び交うのと同じだと考えれば、そういう描写でも問題はない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん