2020-08-22

超今更、この世界の片隅にを見たアニオタ

ハードルだいぶ高かったけど、よくできてたわ

結構ライトタッチと言うか、笑いのシーンが多かったのが印象的

全体の2/3はそういう軽いシーン

コボちゃんとかサザエさんとかああい雰囲気

別に今更そういう雰囲気アニメが登場してもウケないと思うんだけど、それを戦時下でやると意味合いがかなり変わるよね

別に爆笑するというわけではないんだけど

 

戦争映画でも反戦映画でもなかった

構成としてはパニック映画で、しかパニック映画の中でも冷笑

今更第二次世界大戦ネタにするには丁度いい感じがする、「風立ちぬ」の後だから丁度いい感じ(風立ちぬ見てないけど)

実は似た存在としては「火垂るの墓」があると思うんだけど

あれは焦点が悲運な兄妹だったからな

セカイ系に近かったよね

こっちは家族にあててるから妙にリアリティが強い

 

普通パニック映画だと、ミクロ家族話)とマクロ(戦況)の話を交互にやるのが一般的だと思うけど

第二次世界大戦日本人にとって今更すぎるからマクロ、つまり戦況の説明がバッサリカットされている

これによってだいぶミクロに焦点を当てられたと思う、パニック映画ミクロの話を2時間やった感じ

でも日本人は何日に何が起こるか分かってるから平和日常をやればやるほど落差に恐怖する

エンターテイメントとして非常に巧妙

 

戦争映画は散々作られただろうけど、ついにここまで来てしまたかという感じもする

これ以上擦られたら、もう辿り着く先はヒトラーいじり映画みたいなのしか残らないし、日本における第二次世界大戦ネタはもう終わりなんだなーと思わせる内容だった

それでいいのかもね

 

ところでこの映画海外勢が批評するのは無理だろと思う

別物になるよ

あんなアッサリした原爆シーンある?

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