リモートワークを導入しない、リモートワークを導入しても新型コロナウイルスが終息したのちにリモートワークを廃止することをもって即クソ企業と断定するのは危ない判定基準
リモートワークが可能なのはそもそもソフトウェア分野のみだと言うのは直感的に理解できるはずだ
例えば、超広義的にハードウェア分野を一次産業や土建そして機械を含むという区切りとした際に、どう考えても直接それらを生産する従事者はリモートワークなんてできない
これは野菜生産をオフィスから従事するようなもので、野菜工場など将来的には検討されており、オフィスから自動化した野菜工場をコントロールするということは理論上可能な生産形態ではあるものの、現代では確立されていない
超広義的ハードウェア分野では、その生産を支えるバックオフィスが存在するものの、直接それらハードウェアを生産する従事者よりも極端に少ない人員率である
例えばトヨタ自動車でさえ、リモートワークを原則として導入できているのは生産工場とは直接関わりのない東京本社などの生産・販売のバックオフィス部門のみだ。研究所や生産工場へ常駐しているバックオフィス人員はリモートワーク対象にない
間違いなく言えるのはIT企業の代表格と言って過言でないGoogleであっても、サーバーインフラ担当部門の直接ハードウェアへ触れる人員の大部分ではリモートワークを導入できていないはずなのである
リモートワークはそもそもリモートワークできる環境と仕組みがなければ不可能であり、多くの場合はハードウェアを基軸収益とする業態では導入が非常に困難なのだ
リモートワーク導入で話題となったGMOだって実際のところ「リモートワークへ移行することが物理的に不可能な人員」が存在する
まぁ工場作業者100人、事務員20人みたいな会社で20人がリモートワークすると逆にコストかかりすぎるってのは間違いないわな