ぎっちょって言葉が差別語になってたり、後は無理矢理右利きに強制されて弊害がみたいな話も一応あるけど、
でも現代日本の四十代以下なら左利きにネガティブイメージはほぼないと思うんだよね。
にもかかわらず、左利きの人には些細な生きづらさが無数に重なっている。
世の中の品物の多くが、右利きの人にとって便利なようにできている。
左利き用が売ってる場合もあるけど、そういうのは高かったり、買うのに若干の手間がかかってしまう。
それは凄くシンプルに、「どっちの手で使っても問題ないデザインをするのは困難であり、かつ両利き用のものを設置する予算やスペースがないなら、90%をしめる右利きの人に合わせた方が益が大きい」という話。
これ。これですよ。
左利きに対する悪意や嫌悪なんてほとんどない社会においても、マイノリティということで負担を受けてしまう。
この……何というか……水は低い所に流れるとか、エントロピーは拡大していくみたいな物理法則並に厳然とした、
「9人にとって便利なものと1人にとって便利なものなら、9人が使えるものを作った方がお得」っていう法則がある限り、
資源に限りのある社会で、マイノリティはワリを食わされるのではないか。
そして資源が無限になることはないので、永遠にマイノリティはワリを食わされ続けるのではないか。
どうにかならないんですかね。
右手をトレーニングすればいいだけの話やん。
資源を無限にすればいい