ローソンで1年くらい稼いだ。
疲れて帰宅後何も手に付かなくなるのて割に合わなかった。
辞めてしばらくして、時間の浪費でしかなかったと強く後悔した。
先日、国内旅行の下調べでレビューを漁っていると、ビジネスホテルやファストフードに「接客」を求め、それこそ憤慨している人が多く不思議だった。
学生の貧乏旅なので、接客を期待できるほど高級なところは見ていない。
実際に函館のハンバーガー屋に行くと、たしかに愛想はなかったし時間はかかったが、ハンバーガーが美味しかったので何も不満はなかった。
もしかすると自分も、接客を求めて怒り狂う側になっていたかもしれないと思うと、コンビニ店員をやってて良かったと思えた。
アルバイトは稼ぐ手段でしかないので、愛想を振りまく義理はない。
店の売上も全く興味がない。
それこそ客が減ったほうがアルバイトは楽になる。
コンビニのレジで面と向かって怒り狂う大人を観察すると、「とにかく余裕がない」ことが感じとれる。
グラタンが熱くて落としてしまったとき、もう一つ持ってきて温めるだけの話だが、パニックに陥る客がいる。
グラタンが買えなくてもどうにかなるさ、と思えないのだ。
文章で啓発できる話ではない。
根深い。
ところで、コンビニ店員らしき学生が「誰でもできる仕事ではない!」と主張するツイートを見かけるが、つらさ自慢にしかなっていない。
覚えることがいくら多くても、判断とか理解が要らない単純作業の積み重ねである以上、専門性はなく、誰でもやればできる。
本当に自分が得意なことは何ですか。