2017-03-21

オタクに疲れてきた話

 フィクション物語現実逃避にうってつけだった。自己肯定感が低い私は自分自身応援することができず、代わりにアイドル応援するようになった。中学生の頃の話だ。

 二次元に描き出される世界は魅力的だし、アイドルたちはきらきらとした輝きに満ちている。けれど、私が精神的に強い人間だったら、ここまでのめり込むことはなかっただろう。

 だからオタク精神的に弱い人がなるのだと思っていた。

 違った。

 ツイッターで今はまっているゲームについて調べるとき、推しのアイドルについて調べるとき、あまり情報の多さに目眩がする。見ていて気持ちがいいものばかり拾えるわけではない。というか、検索し終えたあとはどっと疲れていることのほうが多い。愚痴垢、アンチ、学級会、厄介報告、晒し……

 二次元アイドルがもたらしてくれる麻薬めいた幸福感。それと引き換えに削れていく精神(私の自衛が下手、と言われたら返す言葉もない)

 これなら友達スタバくそ高いフラペチーノをすすりながら他愛ない話をしていたほうがいい。瞬間的な幸福度は低いだろうけれど総合的な幸福度はこちらのほうが圧倒的に上だろう。

 ほんとうは、メンタルが強くなければオタクなんてやっていられないのだと思う。私はそろそろリタイアしそうです。

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