2016-08-07

ずぼらな俺がゴキブリ駆除に乗り出した話

ゴキブリ暮らし始めて三年になっていた。もちろん飼っているわけではない。

自然発生し、俺も積極的駆除しようとはしないので「同居」という形になっていた。

初めて現れたときは気が狂うほど逃げ回ったがもう慣れてしまった。

壁を歩いていても気に止めない。

それはさておきずっと疑問だったことがある。あいつらは何を食べて生きているのだろう。

うちには食べ物の類は一切ない。

野菜を買い置きしたり、ご飯を炊いておいたり、お菓子を買いだめしたりはしない。

調味料一つ置いていない。

外食で済ますか、きっちり一食分を作って食べきるかである

こんな家で、あいつらは何を食べて生きているのだろう。

先日その疑問の答えが見つかった。

夜中、トイレに起き、ふと脱衣カゴに目を向けると黒い塊が目に入った。

目が悪い俺は今ひとつそれが何か認識できなかったが、違和感を覚えたのは確かだった。

俺は黒い服など持っていない。

居間に戻り眼鏡をかけ直しもういっぺん脱衣カゴに戻ると、そこでは大量のゴキブリが俺の服を覆っていた

そいつらはパンツの股間の部分、Tシャツの首元、そして脇の下に特に固まっていた。

から伸びた触覚が左右に振れている。心なしか背中の光沢が増している気がする。

ぼやけた頭だったがはっきり分かった。間違いない。

ゴキブリは俺の汗を食べている。

その黒く醜い光景叫び声も上げられずコンビニに走った。

ゴキブリ退治用スプレーを買って帰った頃には、脱衣カゴから黒い塊は消えていた。

今、俺の家にはゴキブリホイホイが至るところに設置してある。

貧相な食事しかしていなかったあいつらにとっては目もくらむようなご馳走なんだろう。

夜、中身を確認するとひと箱あたり10匹以上つかまっている。

それを捨てて新しいものを設置する。

翌晩確認するとまた10匹つかまっている。

そんなことを10日ほどやっているが一向にゴキブリの数は減らない。

この戦いはいつ終わるのだろうか。

今日も汗につられてゴキブリがうちを這い回る。

  • ゴキブリは掃除しない限り根絶しねえよバカヤロウ しかもなんだ?自炊しないにも関わらずゴキブリが出てるだと? お前の部屋はどんだけ汚ねえんだバカヤロウ 部屋がそれなりに綺麗...

  • https://anond.hatelabo.jp/20160807155348 マジで全部食ってくれるぜ

  • ゴキブリホイホイは外部から誘引する。 なので隣近所に発生源があると無限に寄ってくる。 ブラックキャップのような、毒餌を食べ帰らせるタイプにした方がいい。

  • ハッカ油を買ってきて、部屋中に吹き付けておきましょう。 人体には無害なうえ、ゴキはすぐに居なくなります。

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