人手が足りないならまず待遇なんとかしろよ! と思うのだが、金がないのだからどうしようもない。
地方紙のさらに地方のニュースでは、医師不足がよく話題になる。
よく読んでみると、大抵は産婦人科などきつい科の、それも勤務医が足りないというのが正確だ。
おそらく、勤務医の立場からすれば、交代要員がいない、学ぶべき先達もろくにいない、
何より人口が減って、将来開業もできない。というか、今あるとこすら経営が危うい。
そんな田舎で耐えて、キャリアを積んでもしょうがないのだろう。
全くの無駄ではないにせよ明らかに損で、スタートの段階で小金をもらっても、結局は割に合わない。
田舎の人材不足の原因は、下っ端の待遇が悪いから。それも正解だと思う。
しかし、本当にどうしようもないのは、そこから上がった先の魅力の低下であり、
将来を餌に下っ端をこき使うシステムが、もはや機能しなくなりつつあることではないだろうか。
今更もう既得権益の側には入れないという諦めと、そして実はその既得権益すら危ういことではないだろうか。
田舎にも満遍なくあるはずの公立学校の教員ですら、少子化でお先真っ暗だからな。 平均給与が上がる要素がない。
ええとこのボンボンを潰すこと以外に 今よりマシな状況にする方法が思い浮かばない