■http://anond.hatelabo.jp/20160405122845

正論だけど役に立たないアドバイスね。

残念ながらこのような人たちというのは、大人になる機会を親から奪われたとしてよいのよ。

彼らが大人になってないのは、親という存在に精神を支配されている状況だからよ。それは幼少体験に基づくの。

虐待なんかは最たる例だけど、精神的に支配しようとする親や、言動が不安定な親というのも精神形成は影響を受けるのよ。

同じことをしているのに親に怒鳴られたり、そうかと思いきや褒められたり、そういう一貫しない態度に困惑したことはない？ 子どもはそれに強く影響をうけて、そこで縛りが生まれてしまうの。

その縛りによって他人をうまく思いやれなかったり、自分の感情をコントロールできないのだから、親の気持ちを慮るという段階ではないのよ。

大人になってから親を思いやれるのであって、親を思いやることで大人になるわけではないの。それはわかるでしょ？

だから、彼らにとっては親の気持ちが実は、なんてことは考える必要がないの。考えてはいけないといってもいいわね。

なんでかっていうと、彼らが大人になるっていうためには、親からまず離れる必要があるの。物理的にも精神的にもね。

そうして自分を自分でコントロールする術を身につけて、やっと一人の大人になれるのよ。

そのためにはまず許しを与えようなどと無理な努力をしてはダメなの。親を憎んでてても、許さなくてもよくて、そこからスタートすることでなるべき自分になるということができるのよ。

理想的な社会では親を敬えるということは素晴らしく幸福なことよ。でもそれができない人もいるの。その人たちに無理に敬意を強制しても歪みが大きくなるだけで社会は良くならないわ。

Permalink | 記事への反応(2) | 12:54

ツイートシェア