2016-01-06

ランキングするサービスは糞化する

ランキングを設けるとユーザーは上位を競うゲームを始める。

評価数を競うゲーム場合、上位の方が目につきやすいので評価されやすいというフィードバック構造がある。

ここから評価数型ランキング採用したサービスを利用するユーザーの間に、上位に食い込むための戦略というものが考え出される。

ex.)評価されやすい札を出す、ランキング下位は目につきやすいのでチームでまずいくつか評価数を稼ぐ、etc.

評価数型ランキングにより発生するゲームは、このような戦略をいかに編み出し、実践するかというものである

戦略をうまく用いることでランキング上位に君臨することができる。

裏を返せば、このランキングの上位には戦略的ものがくることになる。

あるサービスがこうしたゲームを主眼としたタイプのものであるなら、ランキングは正当な評価軸としてサービスマッチする。

しかし、ランキングあくま付加価値以上でないならば、本来コンテンツ価値ランキングは何も担保しなくなってしまう。

その場合に、そのサービスにおけるランキングは、本来的でないものが集まる空間としてユーザー認知される。

ランキング本来的でないという認知ユーザーにあるもとで、そのサービスにおけるランキング比率が高まれば、そのサービス本来的に使おうと考えていたユーザーは離れていく。

やがてそのサービスには、評価数型ランキングで上位を競うゲーマーのみがのこり、そのサービス本来目的を失って形骸化してしまう。

こうして糞ができる。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん