本質的に、左翼的な政治・社会運動と、株主(資本家)に対して利益を確保する義務を負っている企業とは相容れない。
バレバレで政治活動していたのに「そういうの」あからさまに気にしそうな大手金融や財閥系企業や保守色が強そうな大手メーカーなどを志望する
そんな残念な大学生が本当にいるのかね、とも思うが。
一方で、そんな未熟な子らに対して、周りの大人は、ただその主張を自由だなぁ青春だなぁと、微笑ましく受け止め賛同するだけでいいのか?
本気で改革がしたいなら死ぬ気で勉強して官僚になった方が早いと思うし、世の中には「そういうの」気にしない企業もある。
もちろん気にする企業もあるし、そんな会社には、彼らは絶対入社しない方がいいに決まっている。
10年くらい前の知人の話、ある大企業の最終面接まで行って、最終面接で「君が代についてどう思う?」と聞かれた。
知人は決して極端なリベラリストではなかったが、当時の高学歴でカルチャー寄りの大学生としてはごく普通のリベラルさをもって
「歌うのも歌わないのも自由だと思います」と答えた。そして最終面接で落ちた。そりゃあ落ち込んだものだが、他の会社に何とか拾ってもらえた。