2015-07-06

僕がうずくまっていたら、あの男は声さえかけないんだろうな

生活リズム破壊されているのか、夜空腹で眠れない。

NHK京都カラーバーを見ていても仕方ないので、コンビニで食料を買うことにした。

8時に目覚めることが出来なければ、どうしようもない実技の授業の単位を落としてしまうし、貫徹をするとミキサーを持ちながら寝て落として壊してしまうかもしれない。

食べて早く寝たかった。

コンビニに向かう途中、縁石ブロックにしゃがみこんでいる若い女がいた。

暗かったし、顔は下を向いたので顔はよく見えなかった。

でも、見るからに派手で容姿に気を使っている女であることはわかった。

今は午前3時頃だ。泥酔でもしているのだろうか。

僕はキモいから、変な勘違いが起きてしまうと困る。

周りには誰も居ない。

変なことに巻き込まれたくないから道路を横断して、反対側の歩道を歩いてコンビニに向かう。

女が気になるので、歩きながらチラチラと後ろを向いて女の様子を見る。

すると、偶然通りかかったであろう、原付が女のそばに止まった。

おそらく自分と同じどうしようもない大学所属しているであろう男が原付から降りて、女に話かける。

後ろ姿を見る限り、産社にいそうな見ているだけで腹が立つ男だ。

男は「お姉さん 大丈夫?」と声をかけた。

コンビニについた。

食べたいものがなかったので、そばのマックでセットを買って家に戻る。

まだ、二人はいた。

縁石ブロックに二人で仲良く車道に背を向けて座っていた。

良い言い方をすれば男は女に寄り添っているとでも言うのだろうか。

僕は反対側の歩道を歩いていたから、僕にも背を向けている。

男が女の肩ををつついた。

女は下を向いたままだ。

見ていてもしかたがないし、熱々のポテトが冷めてしまうといけないので僕はこれ以上二人を見ずに家まであるいた。

家の入り口のドアのガラスに写った自分の顔を見た。

僕がうずくまっていたら、あの男は声さえかけないんだろうなと思った。

あの男は見るからに産社にいそうだし、下心が9割な気がした。

大体、深夜に普通原付に乗る大学生らしき男にろくな奴なんていないだろう。

僕がコンビニマックに行ってる間ずっとただ男は女のそばにいるのだから女の顔もいいのだろう。

下心が嫌いだ。

こんなものを書いていたらこんな時間になってしまった。

救いがない。

  • 私は、電車や道でうずくまったりしている人を見たら、なるべく声をかけるようにしています もしあなたがうずくまっているところに通りかかったら、声をかけようと思います 京都は時...

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