2015-06-23

鬱病を怖がるようになったらもう大人

ファッション鬱は大抵、バカにされる。四方から攻撃を喰らい、ネットで「あたしたちって繊細だよね」「そうだよねこんな冷たい社会なんて生きていけないよね」と傷を舐め合うしかない。

で、そんなのが許されるのは身内の葬式に出るまで、昔で言えば親だけど、今は寿命が延びているので祖父母の死あたりだろうか。少し前に、私も最後の祖父母を喪った。

今年に入ってから必要以上にうつ病罹患を恐怖するようになった。

昔は楽しげにウツダシノウとか言っていたのに、今は恐れしかない。

イライラの多かった無職時代に処方してもらった眠剤最後の一錠を二年ぶりくらいに飲んだ。

半日仕事にならなかった。ワイン二日酔いして以来である

そう言えば、安定剤を処方してもらっていた頃、よく通勤電車で具合を悪くしていて、医師に成分最小の錠剤に切り替えてもらったことがあった。何種類も薬を飲んでいる繊細メンタリティな方々は、そりゃまともに働けなくなるわとあのとき悟った。

でも、今は事情が違うのだった。

うつ病をこじらせて自ら命を絶った友人は、肉料理が大好きだったにもかかわらず、死の前には老人や離乳期の赤ちゃんのように、お粥しか食べなくなったという。

今の私の味覚も満足感も、お粥最上である。どんなに贅沢な肉や好きな麺料理を食べても、お粥満足度には敵わない。お粥はいものなのだ

けれど、お粥を食べれは食べるほど、他の食べ物がどんどん美味しくなくなっていく。

とりあえずカロリー補給するだけ。

とりあえずなんか口に入れて暇潰しをするだけ。

そんな食品に、成り下がってしまった。

味覚が鈍化したかのようですごく怖い。

コロッケ?あ、こないだ吐きましたね。食べたときは美味しいと思ったんですが。

うつ病になりたくない、うつ病は怖い。だって治らないんでしょう。

でもこのままでは本格罹患してしまうかもしれないし、既になっているかもしれない。

どうしたらいいのか、うつ病なんて嫌だ。

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