研究室を選ぶときに調べるべきこと（進学希望者向け）

とりあえず修士には行きたいと考えている現3年生向けに、

研究者としてまともな人の方が後で痛い目は見ないよ～ということで

研究室選定のときに調べるべきことをまとめました。

国公立のコンピュータサイエンス系を前提としており、他で使えるかはよくわかりません。

指導教員の科研費の獲得状況。http://kaken.nii.ac.jp/ で名前を検索して、コンスタントに科研費が獲得できていない場合は研究者として深刻な問題あり
指導教員の筆頭著者である学術論文の本数。年1本ペースで発表していることが望ましい。ここ数年で国際会議も学術論文もない准教授などは要注意
ゼミ生の数。大学の規模によって大きく異なるが、学内の平均と比べて大きく数が劣る場合は何かしらの問題を抱えている場合が多い
ゼミ生の業績。まともな研究室であれば、修士のうちに最低1回は国際会議に採択される。国内の口頭発表レベルに留まる場合や、対外発表が少ない場合、何らかの雑務に追われるなど研究ができない環境である可能性が高い
博士課程の学振採択率。博士を輩出している研究室ならば、その人が学振に採択しているかを調べる。採択者がいればかなり安心
Webページがないなど、この分野において研究業績等を調べるのに苦労するような研究室ははほぼ確実に地雷

月の査読本数や学会で幹事などをやっているかまでわかれば

その分野においてどのような位置づけなのかもわかりますが、

とりあえず科研と業績を調べれば本当に危ない人は避けられるということで。

2014-10-20