おし、つんぼ、"ぶらく"等の放送禁止とされている用語に新しく加わわるのは、「貧乏」だ!!
というお話。
放送禁止用語には、その差別的表現を理由・根拠としているものが多くある。
「貧乏人」やら「貧乏人の子」といった言葉には、間違いなく差別的な視点がある。
なぜ間違いないと言い切れるかというと、私がその立場にいる(いた)から。
そして「貧乏人」と"言う側"には、先の「おし」や「つんぼ」も同じだと思うが、
"生まれつき被差別的な立場にいること"は「貧乏」にもあり得る。
また事故や病気等の何かのアクシデントによって、後天的に被差別的な立場に立たされることもあり得る。
(まぁ、実際には事故や病気よりも、不相応な借金やらギャンブルといった
親の収入が子の学歴如いては収入に、子の収入は孫の収入に、と受け継がれ、
その螺旋からなんとか抜け出せた一握りの人間は、自分の生まれをひた隠し、
抜け出せない(出さない)大多数は「被差別的立場」を享受していくんでしょう。
制度改革やなんやで、生ぽ受給額あたりを目安化、また可視化したら、
実質的には障害等級に近い振る舞いをするようになるんでしょうし、
被差別内差別が起こる土壌形成に一役買うことになるんでしょう。
ということで、
社会が、貧乏からの脱却が不可能に、あるいはきわめて困難になった時、
「貧乏」は姿を消し、一般的には「貧困」に、「貧乏人」は「貧困者」に、
口あたり・耳あたりのいい言葉として「お金が不自由」・「お金の不自由な人」に、
言い換えられる日が来るのではないだろうか。
個人的にはひとまとめに「poor」にしてもらって、
なんとも気の抜ける「プアー」をテレビが連呼するのをバカにしたい。
今の段階でも、貧困者支援団体やら支援ネットワークあたりが騒げば、
放送禁止にできるような気さえする。