とうとう民主党の元代表、小沢一郎氏が離党する。55年体制の時に小学生だった自分としては感慨深いものがある。
小沢氏は「オリーブの木」を目指す、という報道もあるがどうなのか。衆院で頼りになるのはみんなの党と新党きづなか。そして自民党とどう折り合いをつけるのかが注目。
①自民党やみんなの党などと連携して、内閣不信任案提出→可決→衆院解散→総選挙(10月?)
②古巣の民主党と野合して連立政権の仲間に入る。大臣ポストの2つ3つはくれるかも知れない。
と言った感じと思われる。
こうなると一番確率が高そうなのが、①の案。ということは総選挙が始まる。そして民主党はかなりの確率で議席を減らすことが予想される。一方で小沢新党はどうか。あまり議席を確保できない気がする。理由としては、
②「消費税反対」以外の政策が今のところ不明
特に①と②はこれから是正の余地はあるが、深刻なのは③。解散時に結託しても、選挙結果の事前予想によっては、自民党幹部が小沢を嫌がる可能性は高い。そして自民党と組めない以上は、小沢新党はただの少数野党でしかなくなり、自然消滅の道は必須だろう。「日本に二大政党による政治を」と唱えていた小沢さんの哀れな末路。
一方で、総選挙になった場合のもう一つの注目点が、維新の会。勢いがある。世論調査でも3割程度の支持があった。ただ、今のところちょっと勢いが鈍っていると感じているのは私だけか。しかも維新の会の懸念材料が、候補者選び。新しい党だけに人材不足だ。今必死で塾を開いて人材育成をしているが、立候補者としてはまだまだな気がする。
総選挙で維新の会はどの程度議席がとれるのか。最低でも10議席。最高では35ぐらいだろうか。肌感覚として。維新の会がそれくらい獲って、連携するみんなの党が、今の5議席よりもちょっと増やして7~10くらいか。
整理すると、予想としては
で、あわせて41くらいの予想。でも、これだけ連立しても過半数には及ばない。これと自民党になるのか。それとも自民党も割れるかも、なのか。今のところそういう動きは見られない。
自民が消費税増税に賛成しちゃったから、保守&小さい政府を求める層の受け皿として みんなの党は(うまく立ち回れれば)もっと伸びる素地があると思う。