2011-03-12

心配なので、福島第一原子力発電所の1号機(以下1号機)についての情報元増田なりにまとめておく。

 

一次情報はここから得ている。

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html

この中の、"平成23年2011年東北地方太平洋沖地震について"という項目で1号機を含む福島第一原子力発電所の状況を確認できる。

3月11日22:35発表のもの 

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103112235.pdf

3月12日00:30発表のもの

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103120030.pdf

3月12日05:30発表のもの

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103120030.pdf

3月12日07:00発表のもの

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103120700.pdf

3月12日08:00発表のもの

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103120800.pdf

3月13日10:00発表のもの

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103131000.pdf

それぞれ、記載されている時間アップロードされたものではないことに注意して欲しい

 

なお、0:30の発表があった時点では、避難は1号機の周囲3km。

5:30の発表があった時点では、避難は1号機の周囲10kmに拡大された。

 

これについては、このBlog警鐘を発している。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51687156.html

このBlogの内容にはうなづかされることが多い。

一次資料と突き合わせて読むべき内容だ。

しかし、欠けている視点もあるように思う。

 

順を追って書いてみる。

 

問題の1号機は沸騰水型原子炉である

沸騰水型原子炉については、wikipedia記述引用する。

原文はこちら>http://ja.wikipedia.org/wiki/沸騰水型原子炉

BWR自己制御性 [編集]

 BWRにおいて、何らかの原因で核分裂反応が増大すると、それに伴なって発生する熱エネルギーも増大する。BWRの冷却材は原子炉内で沸騰しているので、増大する熱エネルギーに比例して冷却材中の蒸気の泡(ボイド)の量も増えてゆく。これは結果として冷却材の密度を低下させるが、軽水炉の冷却材は減速材でもあるため、冷却材の密度が減ると減速される中性子が少なくなり、そのため核分裂反応が減少していく。逆に核分裂反応が減少すると熱エネルギーが減って蒸気泡が減り、減速される中性子量が増えていくため、核分裂反応が増えていく。このような現象は負の反応度係数によるフィードバックといい、BWR固有の自己制御性であり、核分裂反応の極端な増減を自ら抑えている。

 BWRでは、この自己制御性を利用して原子炉出力の短期的な制御を行っている。すなわち原子炉出力を上げたい時は冷却材再循環ポンプの出力を上げる。すると原子炉内を循環する冷却材の流量が増え、運び出される熱量が多くなる結果として蒸気泡の量が少なくなり、原子炉出力が上昇する。逆に原子炉出力を下げたい時は再循環ポンプの出力を下げると蒸気泡が多くなって原子炉出力が低下する。

 ちなみに、負荷が増えると原子炉の温度が下がり、泡が減るため核分裂が増加するので、負荷追従運転が可能であるが、日本国内では行われていない。

 またその原理上、BWR自己制御性には正の反応度係数がある。これは炉内の圧力が上昇すると、ボイドがつぶれるため減速材の密度が増加し、減速される中性子が増加するため核分裂反応が増加するというもので、BWRの弱点とされている。

 しかし、実際の原子炉は、正の反応度係数によるフィードバックの影響を抑制し、最大出力時に主蒸気隔離弁を急閉しても暴走しないよう設計されている。[3]また、主蒸気管のヘッダーにこの急な圧力上昇を防ぐため逃し安全弁が数多く取り付けられている。」

 

最後から二番目の文に注目したい。減圧できなければ出力を下げることができない、と読める。

ところが、現状はこうだ。NHKの記事を引用する。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/t10014616851000.html

 

これは排気がうまく行っていないということだ。

内圧が上がった場合に、排気筒もしくは、蒸気逃がし弁が自動的に稼働するのが当たり前ではないだろうか。

素人考えなのかもしれないが、排気筒が正常な状態ではないのではないか

 

しい増田がいるなら、マスコミが説明している排気筒を使った減圧が可能なのか、現在どういう復旧作業がされているのか教えて欲しい

間違ってるところがあれば突っ込んで欲しい

 

ただのくれくれになっている気もするけど、誰か答えてくれるとうれしい

■追記

3月12日08:00発表のもの

http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/201103131000.pdf

情報が大幅に補完されている。

Q&A形式での情報はここが詳しい

http://smc-japan.org/?p=1057

  • 東電のプレスリリース(http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2010/htmldata/bi1315-j.pdf)から 原子炉は停止し、非常用復水器で原子炉蒸気を冷やしておりましたが、現在は停止しています。原子...

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