はてなキーワード: 洪水吐とは
愛媛県内を流れる肘川の野村ダムの緊急放流が批判されている。
ダムが放水を続けたから下流沿いに死者が出たからだ。
もしダムの放流を止めてしまったら、最悪の場合、ダムが決壊することもありえる。
2015年9月の茨城県常総市の鬼怒川決壊事件の時もそうだった。
鬼怒川の上流には治水目的の川治ダムと五十里ダムがある。
9月9日からの24時間雨量として10日の朝までに栃木県の日光市五十里での積算降水量は551,0ミリ。
つまりは、川治ダムと五十里ダムも満水で決壊寸前だったわけである。
下流の常総市で堤防が決壊したという情報が入っても、川治ダムと五十里ダムは放流を止めることは出来なかった。
もし止めたら、2ダムが決壊する恐れもあったから。
ダム決壊のリスクと、堤防決壊による被害のリスク、どちらをとるかの天秤の問題である。
Permalink | 記事への反応(0) | 11:44
ツイートシェア