誰しも特別な曲というのを自分の中に持っていると思う。深く共感した曲とか、人生の特別な一時期に繰り返し聴いていた曲とか、大好きなアニメやドラマの主題歌とか。
私の場合は、amazarashiの『未来になれなかったあの夜に』なんです。
初めて聴いたのはいつだったかわからないけど、深く感じ入ったのは大学受験期だ。この歌に歌われているほど強い志なんかを持って勉強していたわけではないけど、自分なりに受験勉強に苦しんではいたので、不合格の不安に苛まれる夜に力強い激励を受け取った。それ以来、なにかに挑戦して挫けそうなときはこれを聴いている。
曲の良いのは、徹底して敗者に寄り添っているところだ。覚悟を決めて挑戦を続け、それでも叶わなかった敗北を肯定してくれる。そのメッセージ性の強さの裏返しとして、オーディエンスに「おまえはそれくらいに本気で負けられたのか?」「もっと捨て身でぶつかれ。」という焦燥と勇気を与えている、気がする。
アラフォーマイナーオタクおじさんのワイが学生期にヘラりながら聞いてた曲は シンガーソングライター大津美紀さんの「手のひらからこぼれる雨」やで 一般流通しとらんくて公式から...