パートナーシップとは、「協力関係」や「共同」を意味する言葉である。
同性の友人と生活を一緒にするにあたり、パートナーシップについて調べていたところ、「協力関係」や「共同」の意味合いよりも「同性との恋愛」の意味合いを強く感じる。
日本各地パートナーシップを導入しているところは増えてきている。東京都や神奈川県のパートナーシップ制度の要綱や同意書を眺めていたのだが、対象者の欄に「一方または双方が性的マイノリティであり」とあり、恋愛を含まない共同生活にはまだ名前をつけるのが難しいのだなあと思った。
たとえば、同性・友人であることを加味すると子どもは望めない。けれど、子どもを作る予定はないが結婚している男女はいると思う。一緒にいたいからだったり、経済的な要因であったり、理由はそれぞれだろうけれど、「一緒に生きていく」と決めたことは共通している。
友人と一緒に生きていこうと思うとき、恋愛を含まないことはそんなにもおかしいことだろうか。ただ一緒に生きようと思った人に、恋をしなかっただけ。結婚したいひと/パートナーシップ制度を使いたいひとの好きになった人が異性/同性であったこと、それがただの要素であるのと同じで、恋をしなかっただけ。異性であれば婚姻制度を使えるな、と思う。
名前をつけていくと安心を得られることもあり、名前がつかなかった部分が見えにくくなることもあって、ままなならないなあと思う。
面白い視点 でもこれから独身率下がることはないだろうし、そういう動きも出てくるかもね