相手とのコミュニケーションを円滑に進めるには、相手の言うことを傾聴することが重要であることは、さまざまな場面で耳にするところである。
この「傾聴」のスキルは、言語に依存しない表情や態度によって表される部分が大いにある。
この要素がXなどのインターネットでのやりとりにおいては、バッサリと切り落とされてしまう。
インターネットでの文字を中心としたやりとりにおいては、「同意」「反対」「沈黙」の選択肢しか取ることができず、「傾聴」する余地は非常に限られている。
この縛りプレイのようなコミュニケーションを強いられ続けるため、信者 or 敵、極論ばかりが跋扈し、感情増幅装置のような効用をもたらす。
インターネットにおける文字のやりとりでは、意見が対立する相手と落とし所を探るようなやりとりには向かないことを認識しておく必要がある。