音楽のお勉強をするとなんだか神秘的なものが解剖されて、ホルマリン漬け標本を眺めるような気持ちになってしまいそうで恐ろしい。その感じ方の変化が不可逆なものに思えてならない。
でも初期衝動だけで動いていても新鮮な味わいがなくなってきた。その先へ行きたい気持ちもある。
そんな思春期みたいな距離感を一生保ち続けていたけど、ギターやってるとその膠着状態が少しずつそれが解きほぐされていくような感じがする。
楽譜見て弾けるようになるまで繰り返す、本質的に音ゲーと何ら変わりないようなピアノの練習をしていた時にはそれがなかった。
頭の中で漠然と漂うものを取り出したい、でもそのやり方が分からない。
例え実現の方法論がパクリでも、取り出したいものがありきたりなものでも、それが借り物でないのなら自分の寿命を使うに値するような気がする。
00年代のロキノンでも読んだ?