何もしなくていい女の子になりたい。四人グループでいたとして、何も予定を把握していなくても勝手に周りが動くから同じように足を進められる、そんな位置に存在したい。能天気で済むのがいい。世話焼きに世話を焼かれるくらいでいい。傍から見て、決定権を握っているのか握っていないのか分からないような、それくらいの役目がいい。そんな女の子になって、笑ってるだけで旅行が終わってしまえばいい。私は、そんな女の子をそういう子として縁どって見ているし、それを勝手に疎ましく感じる。きっと突き詰めれば、たいしてなりたい訳ではないんだと知っていても、尚、うらやましい。そんな女の子になろうと思ってもなれないのは事実だけど、それだけで特別視には事足りてしまうのはおそろしい。嫉妬とかしょうもな。でも、そういう人間と関わっていると毎回思う。自分で調べろよって。やっぱ、うらやましい。それでいいと思える性格が、必要に迫られない人生が、うらやましい。いちど僻んでしまうと、歯車のバランスを壊してみたくなる。こちらが運動を止めたところで、むこうは潤滑剤そのものみたいな存在だから、結末はさほど変わらないと思う。私に必要なのは潤滑剤だけでは無いんだと悟りながら、それだけで動きを止められるような部品は持ち合わせていなくて、文字にして発散してしまう。なう(2024/08/30 10:56:34)