ストレスが溜まっているときは休むとか、進むのをやめるとか、そういう対処が当たり前だったけど、むしろ逆なんじゃないか。
病気のことは詳しくないが、少なくとも私はそうだった。休むと何も変わらない日に、無為に過ぎていく日常に、取り残されていく感覚に、もっともっと深い憂鬱が押し寄せてきた。
人がこんなにも結婚や出産をするべきだという思想が根強いているのも、そこから来ているんじゃないか。
独身で日々をすごすと、何もかわっていない。社会人になってから何も前進していない人という感じがする。
このままじゃいけないような気がしてくる。人は変化を恐れるのに、変わらないということはとても大きなストレスらしい。
私が社会人になってゲームばかりするようになったのも、何も進んでいない自分を慰めるための、ただの逃避だったのだろうな。
進むとは何だろう。動物なのだから、やはり結婚して子供を持つことなんだろうか。それが「進む」ということなんだろうか。
なぜ人は進みたがるのだろう。私は進みたくない。