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ズル＝悪という感覚はごく一般的なものだと思う。持ち込み等が許可されているでもない限り、試験でカンニングすることもズルであり悪である。
大抵の人は子供であってもカンニングなどしないものだが、それでもカンニングするとしたらそれはどういうケースだろうか。
考えられるのは、カンニングをした本人に道徳とか倫理観が欠けている可能性。もし「世間的に悪いことだろうが知らん」という感覚で生きてる人間だとしたらカンニングの一つや二つもするかもしれない。
もう一つ考えられるのは、本人以外の誰かからカンニングに手を染めること、もしくはカンニングせざるを得ない状況に追い込まれていた可能性。たとえば学校や家庭で試験の点数を上げることを強く求められていたり、あるいは万引きで時々あるようなイジメの一環としてカンニングを強いられていたりという可能性だ。
今、試験でカンニングをした子供が叱責と処分の後に432したというニュースが話題になっている。反応としては叱責や処分内容についての言及が多いが、そもそも432した子供は何故カンニングという不正行為に走ったのか。どうすればカンニングをせずに済んでいたか。叱責と処分の是非と同じくらい、そうした点の検証も必要ではないだろうか。
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