アニソンの良さって「背景にある巨大な物語を堂々と歌えること」だと思うんだよな。
普通のJ-POPで「俺の好きな小説の話を延々としちゃうぜ!」とか「俺の半生で最も輝いていた頃、最高のダチの話をさせてくれ!」とかやられてもガチファン以外はちょっと引いちゃうじゃん?
でもアニソンはそうじゃなくて、主人公の話だけ延々としてたり、そのクールで立ち向かう物語について俯瞰的に語ったり出来るでしょ?
最近の音楽って「今どきの日常の一瞬を切り取って小市民としての気持ちを歌っちゃうぜ~~~」っていう枠組みの中で歌わなきゃいけないっていう制限の中で皆歌ってるからもうレッドオーシャンがヤバイじゃん?
それに対してアニソンはそのアニメの内容を歌わなきゃいけないっていう制限はあるけど、非現実的な物語を詞にすることが出来るから今どきの音楽でやれてない領域にアクセス出来る強みがあるじゃん?
あったはずじゃん?