2023-12-06

妹のクリスマスプレゼントはいつも自分よりも高いものだった

きれいな洋服と、なぜそれを選んだかよくわからない児童文学

そんな感じ。

とはいえ無料で育ててもらっておいて文句を言う筋合いじゃない、と思っているので、そのこと自体文句を言う気は無かった。

ただ、クリスマスプレゼントのすぐ後にもらうお年玉自分の方が少し多くなるのが、どうにも納得いかなかった。

 

クリスマスプレゼントは親からしかもらわないが、お年玉はいろいろな親戚からもらう。

皆、自分に妹よりも多くの額をくれる。

にもかかわらず両親だけが増田に妹よりも少ない金額をあげている、ということをどこかで誰かに知られたら体裁が悪い、と、両親はそう思ったのではないだろうか。

から世間体を考えて、仕方なく増田により多いお年玉をくれたのではないか

結局のところ、増田を育てていること自体世間体のためなのではないのか。

安いプレゼントと多いお年玉をもらうたびに、そう思ってきた。

お年玉プレゼントと同じように妹の十分の一であれば、自分は妹の十分の一は愛されているんだな、と思えたかもしれないのに、

少し多いお年玉をもらうたびに、この額は自分以外の人のために支払われているのではないか、と感じた。

 

楽しくないことは自然に忘れられる質なので、そんなことがあったのもすっかり忘れていたのだけど、がんで入院した親の看病で病院に泊まった夜、突然そんな子供の頃のことを思い出した。

  • お年玉なんて年齢ごとに増えてくものなのでは… んでそれぞれ成人したら終了するものなのでは… 増田の両親はそれも不平等だと思ったから プレゼントで調整しただけでは… と書いた...

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