知り合ったのは大学の頃で、彼女は可愛く、一目惚れだった。お付き合いできると知ったときには天にも昇る心地で喜び、交際は順調だった。
大学卒業とともに婚約し、一緒に暮らし始めた。付き合っている頃は互いに気を遣い、どちらかといえば私の方が一歩引くことが多かったのだと思う。
しかし一緒に暮らし始め、家族となれば引くことばかりが良いわけではない。
妻が浪費した際しっかり咎めることにした。すると彼女は声を荒げ、涙を流し、腕に発疹を作った。慌てた私は妻に謝り、慰め、体調を心配した。
詳しく尋ねると、彼女は随分と甘やかされて育てられたらしく反論されたことがほとんどなかった。そのため反論され、論駁されると気分が悪くなり発疹が出るのだという。
それ以来、私は妻に強くものを言えず、口から出そうになることは何度もあったが思い止めてきた。以前に一度、それでも言ってしまったことがある。妻は身体を震わせ卒倒した。
今は一女を設けて幸せに暮らしているが、娘は妻のようにはなってほしくない。それは決して口にすることは出来ないが、それでも本心である。
娘さんと奥さんを増田に預けないかね? 反論論破の嵐で、鍛えられるゾ! 彼女は随分と甘やかされて育てられたらしく 反論されたことがほとんどなかった。
反論でも論破でもなく自分の意見の押し付け合いしかできなくなるぞ 議論の意味すら理解できてないやつしかいないじゃん