プラダを着た悪魔観た。
自己実現の悩みより恋愛の悩みより何よりも、横柄な奴がつけ上がるのは有難がってヘコヘコする取り巻きがいるからなんだなって思った。
「服なんか興味ありませ〜んみたいな感じ出してるどさ、そもそもテメーが着てるファストファッションだって元を辿ればハイメゾンの云々〜」みたい嫌味を聞かされるシーンがあったけど、興味がないって事はリソースを割かねえって事だろ。ドヤ顔で歴史を持ち出した所で、そこまで含めてどうでもいいって事だろ。興味無いフリしてる奴が自分が作った流行に周回遅れで乗っかってて滑稽、っていうのは所詮服に興味がある人間側からの目線でしかないだろって思った。
そこは下積みを耐えるパートだから何も言い返さないけど、痛い所を突かれたみたいな雰囲気にはならんでしょって。結局まんまと流されてヒールをコツコツ鳴らすようになっちゃうし。まあつまらない所で意地張らない処世術という事でもあるんだけど。