OJTから担当しそのまま上司になったけど、花開かないまま組織の都合で俺の手を離れることになった。4,5年はかかるかなとゆっくり見守っていたけど、思えばもう少し彼にあった指導方針もあったような気がして、それが出来ていればもう少し早く育ってたのかなと思うと後悔がある。
自分が放任で育てられたこともあり、体系だった育成に価値が見出だせず、見て盗めとは言わないが、見せて説明して実行させてフィードバック、終わったら次!という実践主義に行き過ぎがあったと思う。この方法ならせめて実行とフィードバックをもっと繰り返すべきだった。結果として色んなことに経験はあるけど何をさせても不安な仕上がりになってしまった。
過去にもこのスタイルでOJTや後輩指導をしたことがあり、それらが少なくとも失敗はしなかった自負があったのも悪い方向に作用した。これでうまく行くと俺も思ってたし周りも思い込んでいた。多分本人もそう思ってたんじゃないだろうか。人を見るということは難しい。