古くてニッチな本やCDなど、その辺の中古ショップを巡ってもあまり手に入らないものなどをしばしばメルカリやアマゾンなんかで買うのだが、世の中便利になったもので、とにかく届くのが速い。
別に今すぐ手に入れなきゃ困るものでもないので、一週間、なんならもっとかかっても構わないのだが、大抵二、三日か、何なら翌日に届いてしまうなんてこともある。これが現代のスタンダードなのかもしれないが、正直ついていけない。
速ければ速いにこしたことはないが、あんまり速いのもそれはそれで気後れする。高度に最適化されたシステムが構築されていて、それ故に効率的に配達物の管理だの仕分けだのが為されているのかもしらんが。
なんか無理してないですか。どうでしょうか。宅配ドライバーの低賃金問題なんかも考えてしまう。
速いのは速いのでいいし、配達物が速く届くことで助かる人間も大勢いるだろうが、速くなきゃいけないみたいな強迫観念があるように思えて息苦しい。これは配達だけじゃなくて、世の中の色んなシステムに対しても思う。速く出来るなら速くしなくてはならないみたいな。効率を突き詰めていくと余裕が失われていくのかもしらん。