2023-08-16

愛するイラストレーターさんがもうすぐ死んでしまう。

ガンというのは、本当に時間をかけて死を突きつけてくる。

それが、例えば事故などの突発的な死と比べていいものか悪いものか。

ただ、そこに若すぎる死だけが現実としてあるのだ。

件の絵師さんはもはや治療もできず、起き上がることもできない。

家に帰るどころか、もう絵も描けないのだという。

ただ、痛みを取って、できるだけ穏やかに人生終点を迎える場所まで来てしまった。

苦痛が襲えば、死の瞬間まで麻酔で眠らせてしまうのだろうから、いつまで意識があるのかも怪しい。

今日のツィートが最後になってもおかしくない。

ツィッター上は親しくしていたものの、直接お会いしたことはない。

しかし、いつかお会いして、一緒に飯でも食うだろうと思っていたので、病を恨むばかりだ。

ただ、下唇を噛んで訃報を待つことに耐えられず、こんなところでストレスを吐き出す。

あなたの生は、確実に私の人生を豊かにしてくれましたと伝えたい。

一生、忘れないと伝えたい。

しかし、それも残された時間を浪費させるのが恐ろしく、飲み込む。

安らかな時間を過ごしてほしい。

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