高校生のころ満員電車でケツを撫で回されてる感覚があり、痴漢かと思った。でも、仮に痴漢だとしてももっとマシな男を選ぶだろうし、何を好き好んで俺みたいな不細工チー牛高校生のケツを撫で回す必要があるんだと考え、気のせいだと思い直した。
あとで確認すると、そのおっさんは満員電車で身動きがとれず、たまたま俺のケツに挟まってしまった手が気持ち悪くて頑張って手を引き抜こうとしてただけだった。
俺も痴漢に間違われる可能性があったケースがある。雨の日の満員電車で傘の柄がおっさんのケツの割れ目にすっぽり嵌ってしまったことがある。俺は引き抜こうとしたが、抜けなかった。おっさんは気持ち悪そうな顔をしていた。
東京に住んでて、満員電車に乗ったことのある男なら誰でも経験していることだと思う。だが、女はこうしたケースを勘違いなんだろうと考え直したり、実際どうだったかを確認したりしないらしい。どうやら、全部本当の痴漢だと思って自分の被害にカウントしてるみたいだ。
トイレ盗撮の件もそうだが、どうしてそんなに自分に価値があると思えるのか不思議でならない。満員電車で触られたとしても、それの多くはただの勘違いだよ。もし触るにしても、撮るにしても、もっとマシな相手を選ぶという可能性を考慮しないんだろうか。